小説侵略!ケロロ軍曹‐深海のプリンセスであります!(&ケロロ軍曹20巻)
の2冊の感想です。
20巻の方は全体の雰囲気だけです。こちらは改めて別立てで。
※ネタバレを含みますのでまだご覧になっていない方はご注意ください。
主にケロロ映画2作目のノベライズの感想です。
長々と垂れ流し。
映画(+アートボード)+小説+20巻。
まとめて読んだ感想としては、
・映画は比較的メッセージ性が強い。代わりに少々散漫な印象
・小説は映画にかなり忠実に、ただし一本筋の通ったストーリーになっている
・アートボードを見て「かなり別物じゃん!」と思っていたら漫画20巻は「更に別物ジャン!」と思った
といったところでしょうか。
映画と小説では、小説の方が丁寧な心理描写をされているシーンや演出があって、
個人的には小説の方がちょっと好きかもです。
例えば、ギロロがメール・マールに洗脳されるシーンは映画では描かれていませんでしたが、
小説の方では夏美と同じようにして洗脳されていく描写があるんですよね。
これが好きなんですよ!
わかりやすいベタなありがちな“洗脳”の表現ですが、この後の期待が高まるというか。
この演出を入れてくれてありがとう!というくらい妙に気に入ってしまいました。
他には、
ケロロ「マロン人というと、昔歴史の授業で習った…あんまり覚えてないけど」
クルル「しょうがねえな」
と、クルルの反応が入っていたところとか。
(映画では特に反応無しに説明開始)
えっと、これ…ファンサービス?(違)
ケロロがへっぽこやらかす→クルルが面倒見る、の流れは鉄板ですよね!ね!
この二人の絡みが増えると嬉しい。
とりあえず、映画で問題(?)のケロロvsギロロなシーンは私とは見方が違うなぁ、という印象でした。
特にケロロの感情の動きが。
【小説】冬樹が撃たれる
→冬樹(大事な友達)を撃ちやがった!
→怒って相打ち覚悟で武器を向けた
→(自分も撃たれて終わるかもしれなかった、そういう緊張からの解放で?)へたりこむ
という感じですが、
【私見】冬樹が撃たれる
→冬樹(一般人)を撃った!
→このアホンダラ軍人が何やっとんじゃい、と武器を向けた
→(自分が撃たれる恐怖よりも)ギロロをこの手にかけることの恐怖でへたりこむ
というように見えたんですよね。
もちろん大事な親友に向かって銃を撃たれたことの怒りはある。
でもそれ以上に、バカな真似をした部下を止めること、そのために手段を選んでいられないこと。
そういう方向にケロロの思考は(もしくは体が勝手に)動いたんじゃないかなーという妄想です。
そして、自分が撃たれるかもしれなかったよコイツ絶対外さねーもんよ怖えーよ、よりも
(自分も外すことはないのだから)あれ?やべーよ俺コイツ殺しちゃうところだったよ、と。
色眼鏡かかりすぎてるかなぁ…笑
根っからの軍人、な小隊に燃えるんですよね…ついつい。
以上、小説でテンションあがったところまとめでした。
全体的に易しめの文章ですが、だからこそ読みやすく十分に堪能させてもらいました。
おもしろかったー!
さて、このままケロロ軍曹20巻の感想を…と思いましたが、
小説感想だけで存外に長くなってしまいましたので分けようと思います。
この20巻も萌えどころ燃えどころつっこみどころが多すぎて、絶対にコンパクトに収まらない。笑。
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