「何を読んでいるんだ?」
「ギロロ殿。訓練帰りでござるか?」
「まあな。ん……ケロン星の本か」
「荷物を整理していたら出てきたのでござる。つい懐かしくて」
「昔からお前はその本が好きだったものな」
「……」
「なんだ」
「いや、その、覚えられてるとは思わなくて……」
「どれだけ一緒にいると思っとるんだ。俺だってそれくらいは覚えるぞ」
「う、うん、そうだね」
主線はSlicciブラウン03。思い切り滲んだけど、この滲みっぷりが気に入っています。
ペン入れの段階で伍長の胸筋がどこかへ行ってしまったのが心残り(笑)
つづきは同じ絵で小ネタです。
「何を読んでいるんだ?」
「ギロロ殿。訓練帰りでござるか?」
「まぁな。ん……ポコペンの本か」
「地球の毒物薬物についての解説本でござる」
「……毒?」
「そうでござる。地球はケロン星に比べて、野生の毒草や毒虫が多いでござるな。
いざというときに活用できそうでござる!」
「そ、そうか」
「ギロロ君も、次、読む?」
「いや遠慮する」
伍長はなぜか悲しい気持ちになってればいいと思います。
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